
くいしんぼうの子が多いフレンチブルドッグ。しかし、美味しそうに食べる姿がかわいいからと言ってごはんをあげすぎると、肥満になって健康に影響を及ぼしてしまうかもしれません。
愛犬には長生きしてほしいものですが、太りすぎを放置するとフレンチブルドッグの体はどうなってしまうのでしょう?
また、健康的なダイエットはどのように行えばいいのでしょうか?
太りすぎかどうかの判断は、
「体格差が幅広いフレンチブルドッグ。「太っているか・痩せているか」はどう判断すればいいの?」
の記事をご覧くださいね!
■フレンチブルドッグの肥満を放置するとどうなる?
フレンチブルドッグのような鼻の低い犬種は、首の周りに脂肪がつきすぎると呼吸器系に問題を起こすことがあります。気道が圧迫されて息苦しくなると熱中症にもなりやすいので、放置していると危険です。
さらに、自分の体重が重くなればなるほど足腰に負荷がかかっていきます。フレンチブルドッグは元々ヘルニア発症のリスクもあるので、足腰を悪くすると歩けなくなってしまうおそれもあります。
他の犬種にも共通することですが、肥満は糖尿病や心臓病などのリスクも上昇するため、健康のことを思うと平均的な脂肪量までダイエットした方がいいですね。
■フレンチブルドッグのダイエットにおすすめの食事は?
フレンチブルドッグも人間のダイエットと同様、タンパク質を維持しつつ低カロリーの食事に変えていくことが望ましいです。
ペットショップには低カロリーなダイエットフードがたくさん揃っているので、その中でも中型犬向き・フレンチブルドッグに対応している商品を選びましょう。
また、くいしんぼうな子の多いフレンチブルドッグは、急に食事量を減らすと精神的ストレスになることも。
物足りなく感じる子もいるので、キャベツや鶏ささみでかさ増しをしてボリュームを出しつつタンパク質を補うのもオススメです。
ダイエット食は味も物足りないのか食が進まない子も多いので、鶏ささみのかさ増しは効果的なテクニックですよ!
■食事を変えずに運動でダイエットできないの?
「食事を減らすのはかわいそうだから、運動で痩せることはできないの?」と思うオーナーさんもいるでしょう。
もちろん日々のお散歩は大切ですし、定期的にドッグランなどでのびのびと走らせるのは、犬の健康にとって良いことはあります。
しかし、フレンチブルドッグは呼吸器系が弱いうえ体温管理があまり得意ではないので、長時間の散歩や激しい運動は危険です。
また、すでにかなり太ってしまっている子の場合、無理をすると足腰に負担をかけるおそれも考えられます。
無理な運動で一気に体重を落とそうとすると危険ですから、適度な散歩を毎日コツコツこなしつつ、食事制限もしながら日数をかけてダイエットする方が健康に優しいですよ。